アフリカを見る アフリカから見る  白石圭一妻のトリセツ  黒川伊保子

2019年10月17日

ホテル・ムンバイ

夕刊の広告がとても胸を打つものだったので期待して見た。個人的な価値観としては、映画は娯楽なのであって、勧善懲悪的とは言わないまでも、多少のカタルシスのある映画を見て、金を払いたい。世の不条理をつきつきられて、後味の悪い映画だった。
テロリストが、イスラム原理主義に洗脳された若者たちことで、西欧的キリスト教的なイスラム教の見方が多少入ることはやむを得ないにしても、あれほど非人間的な振る舞いができるようになってしまうのかと戦慄を覚えた。不条理の中、運が良かった(そうとしか思えない、信念で立ち向かったから助かったわけではない)ものだけが生き残る。
体制側の無防備さにも呆れる、丸腰だと、訓練を受けたマシンガンを持つ奴らにはかなわないのが現実なんだな。ぼーっと生きてるこの日本は大丈夫なのだろうか。
経済格差がいけないのか、教育が不十分なのか、宗教がいけないのか。経済格差にしても、この世のありようは、神の御心が導かれたものだとは考えないというのは、人間の脳って恐ろしい。アラーの神も、キリストの神も同じ神だと聞くけれど、元凶の大ボスに天罰を与えて欲しいと願う。
hmb_ogp


kidnight1tt at 17:50│Comments(0)シアター 

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