2019年09月01日

南極で働く かあちゃん、調理隊員になる  綿貫淳子

バイタリティー溢れる人柄が大変よく伝わってくる本でした。料理を作るということが、山登りであれ、川下りであれ、野外活動において、大変大切なことはわかっているつもりですので、苦労もわかります。料理をしないただ食べるだけの人たちは、自分では、何も料理できないくせに、まずいとか遅いとか文句ばかり言います。「おじいさん」と言われる人との議論がそうだったのか知る由もありませんが、そこを押さえ込むだけの力量も大したものです。
悪魔のおにぎりも食べてみたいし、料理をしたくなりました。




kidnight1tt at 13:56|PermalinkComments(0) 

そして、バトンは渡された  瀬尾まいこ

構成、筋立てが大変変わっていて、つい読み進めた。展開自体は、それほど面白いとは感じはしなかったけれど、大変考えられた構成の物語だと思う。愛にできることはまだあるよって感じられる、ちょっと価値観偏ってるかもしれないけれど、善き人たちばかりが登場する物語でした。




kidnight1tt at 13:50|PermalinkComments(0) 

2019年08月29日

エアカナダ機内で見た映画

運び屋
クリントイーストウッド
親子の話と言っていい。卒業式にも出ない、身勝手な仕事バカの親父とその娘の話。麻薬の運び人という展開は付録みたいなもの。
運び屋(字幕版)
クリント・イーストウッド
2019-05-08



こんな夜更けにバナナかよ
大泉洋
介護というもの、ボランティアっていうものを考えさせてくれる。ミツキちゃんの、シカノのボランティアなめんなよ!に感動した。



アクアマン
アメコミの話で、なんだか本当にファンタジックで無茶苦茶なのだが、時差ボケのボーとした頭には、それなりに面白かった。パパが、インディアンぽかったのが今風だな。
アクアマン(字幕版)
ジェイソン・モモア
2019-05-08



キャプテン・マーベル
これも、もちろんアメコミの話で、初めての女性パイロットという性差別を意識した作りなんだと思う。まあ、単純に楽しみました。



七つの会議
出来の悪そうな社員が実はよくできるやつみたいな痛快サラリーマン物語にしたかったのだろうけれど、なんだかなあ、主人公役の野村くんの印象が悪者顔で、最後のオチも爽快感ないしイマイチ。
七つの会議
野村萬斎
2019-09-11



kidnight1tt at 14:33|PermalinkComments(0)DVD 

2019年08月04日

天気の子 Weathering with you

売れっ子の新海誠監督の映画である。これが、予想を裏切るカタルシスを与えてくれて、よかったのです。最近、いわゆる課題やら、イシューやらというものを観客に放り投げて、考えさせる的な映画が多くて、で、作り手のお前はどう考えるの!と、イラっとすることもあるのだが、ボクの思うエンディングはこんなのだよときちんと見せてくれる。映像もきれいだし、みんなのために人柱もしようがないよね、なんて価値観でなく、人類愛やら自然を愛そうではなく、ボクの大切なものはキミというのが、シンプルでいいな。
世界中で戦争しているもの、愛にできることはまだあるよ。私だけを信じろなんていうのは、ほんとうの神様なのかなと、やはり思う。

天気の子
RADWIMPS
Universal Music =music=
2019-07-19





kidnight1tt at 14:12|PermalinkComments(0)シアター 

2019年03月07日

処女峰アンナプルナ  モーリス・エリゾーグ

「山はボクのすべてだったんだ。ボクはいちばん人生の美しい日々を山で過ごした」
「大丈夫だよ、うまく慣れるさ」

この秋アンナプルナサンクチュアリに行くつもりなので、何十年かぶりに読み返した。やはり、名著である。下山中の記述が壮絶で、両手、両足の指をなくしても、なお登頂する価値のあるものだったのだよね。

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処女峰アンナプルナ 最初の8000m峰登頂 (ヤマケイ文庫)
モーリス・エルゾーグ
山と渓谷社
2012-06-22



kidnight1tt at 16:09|PermalinkComments(0) 

2018年08月04日

ミッション・インポッシブル  フォールアウト 

今日がロードショー初日?けっこう混んでいた。オジサンが多かったけれど、子供連れもいて、字幕が小学生に追えるのか?それとも英語でそのまま見られるのか?もしそうなら、すごい時代である。
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ともかく楽しいエンターテインメントで、走る!走る!イーサンが走る!還暦過ぎても、トム・クルーズは、元気いっぱい!人類を救う使命感いっぱいでがんばるのであった。
パリの街でのカーチェイスは手に汗握るし、ロンドンでのかけっこは、唖然とするし、カシミールでのヘリチェイスは、少し飽きたけど、ノルウエイのフィヨルドの断崖のロッククライミングは、何作か前のオープニングシーンを思い出して懐かしかった。
元のヨメとの感情も伏線にしつつ、結果は清算して、IMFのボスがああいうことになって、次回はどういうことになるのか!早くも次回が楽しみだが、トム・クルーズの体力も心配。
今回もレベッカ・ファーガソンがいいなあ、美人じゃないし若くもないのだが、何となく影があって年増のやさしさがあって、なにより強い!スパイにはうってつけ、お友達になりたい。
舞台はカシミールとか言いつつ、ノルウエイやニュージーランドやアブダビのユニットがあって、どこかの景色をカシミールと思わされて見ているというのがちょっと悔しい。
        

kidnight1tt at 15:06|PermalinkComments(0)

2018年07月28日

ジュラシック・ワールド 炎の王国

久しぶりに、ムスコと見る。株主優待がもったいないので、映画館で見て映える映像ということではこういう種類の映画だろうということで、特にジュラシック・ワールドに思い入れがあるわけではないのだが、なかなか楽しかった。
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特撮というのはすごいものだと今更ながら見入ってしまった。
お金のある人が邪ことを考えると、いつも迷惑をこうむり、右往左往するのは貧乏人ですね。

kidnight1tt at 22:25|PermalinkComments(0)シアター 

2018年07月15日

未来のミライ

試写会の券が当たった。で娘と虎ノ門の消防会館での試写会に行く。ただで見せてもらっておいて言うのもなんだが、前の人の頭で見えないような席でなく、もっと大きなスクリーンで見たかった。
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同じようなご先祖様との話の繰り返しなので、隣の席の小さな女の子は飽きてしまって退屈そうだったけれど、オレ的には楽しめました。クンちゃんがうざいし、ママが干渉しすぎてイライラしちゃうけれどね。

アマゾンや飛行機の中で、いっぱい映画を見れるようになって、感想を書くのが追い付かなくなってきてる。



kidnight1tt at 22:22|PermalinkComments(0)シアター 

2018年07月04日

ウォルター・ウェストンと上條嘉門次 上條 久枝

名前はもちろん知っているけれど、一体何をした人なのかよく知らなかったけれど、この本を読んでよ〜く分かりました。
アングロサクソンっぽい素の傲慢さを感じつつも「未開の原始人」であった「日本人」を、これも上から目線ながら、好意的に見ていたらしいことは、そうあってほしいという気持ちも伝わるけれど理解できました。
内容は本当に簡単な紀行で、登山記録というほどのものでもないし、なんだろう?行動を敷衍しました的読み物で、途中で単調なことから投げ出したくなったりした。 
でも、登山道もない時代に、金と暇があったにせよ、アルプス周辺を生活のためでなく、遊びのためにウロウロしていた人がいたというのは、なかなかの感動でした。

        

kidnight1tt at 22:51|PermalinkComments(0) 

2018年06月09日

極北へ 石川直樹

この作者の本はいくつか読んだけれど、なんだか得体のしれない人だ。ただこういう生き方をしたかったなと思う自分もいる。

・人はその目でとらえた光景を心にひとつづつ刻んで行く生き物なのだ。
・この風景を忘れないようにゆっくり体に取り入れたい。数千年という時の流れを軽々と飛び越える悠久の大地の頭上に僕はいる。
・昔の暮らしを懐かしむのは、ここに暮らしたことがない人間の勝手な思い込みだ。世界はその成り立ちから変化を続け、破壊と再生を繰り返している。

       

kidnight1tt at 20:10|PermalinkComments(0)